就活つらい人へ。コミュ障女子大生が内定をいただくまで

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私は26卒の女子大学生で、ほんっっとうに話すのが苦手です。就活がつらい時期を乗り越えて内定をいただくまでの間、いろいろなことを考えました。同じような悩みを持つ皆さんに、私の経験と心境の変化をお伝えしたいと思います。少しでもみなさんの励みになったらうれしいです。

就活解禁前の私の不安と恐怖

私は自分にとって就活が本当につらいものになると確信していたので、他の人よりも早めに動き始めていました。2年生の冬ごろから就活サイトに登録して、情報収集を始めたんです。

自己分析の方法を調べてやってみたものの、今まで自分があまりにも何も考えずに行動していたことが浮き彫りになってしまいました。「こんなので大丈夫なのかな…」「強みなんてないんだけど?」と自己分析をするたびに不安が募るばかりでした。

夜中に就活関連のサイトで自己分析の実践例を見ては、「こんなに素晴らしい経験を持った人しか世の中には存在しないの?」「何にもない自分をとってくれる企業なんてあるのかな…」なんて考えてしまい、眠れない夜も多くありました。同じような経験をした人も多いのではないでしょうか。

初めての面接で味わった絶望感

実際に面接を受け始めると、予想以上に就活はつらいという現実に直面しました。思い出すだけでも胃が痛くなるのですが、初めての面接は集団面接でした。

緊張で声が震えてしまい、準備していた内容は全く話せませんでした。面接官の方は優しく接してくださったのですが、あまりの情けなさに泣いてしまい、一層話せなくなってしまいました。今思えば、面接官の方もびっくりされたと思います。

面接後は、「私には就活なんて無理なんじゃないか」「このまま就職できなかったらどうしよう」という思いが頭をぐるぐると回っていました。時間がたってからも、面接での受け答えを何度も思い返しては、「あの時こう言えばよかった」「なんであんなことを言ってしまったんだろう」と後悔ばかりしていました。

自分なりの対策を見つけた転機

つらい状況が続く中で、「このままじゃダメだ」と思い、私なりに対策を考えるようになりました。まず気づいたのは、面接で話す内容を完璧に暗記しようとしていたことが逆効果だったということです。

そこで、キーワードだけを覚えるようにしました。そうすることで、多少言葉に詰まっても、自然に話せるようになったんです。これは本当に効果的でした。

また、録音・録画をして毎日練習するようにしました。最初は自分の声や表情を見るのが恥ずかしかったのですが、続けているうちに、客観的に自分を見ることができるようになりました。笑顔の練習も欠かさず行い、自然な表情を作れるよう心がけました。

失敗から学んだコミュニケーションのコツ

何度も面接を受けるうちに、コミュ障の私でも実践できるコミュニケーションのコツを見つけました。一番大きな発見は、相手の話をしっかりと聞くことに集中するということでした。

自分が話すことばかり考えていると緊張してしまいますが、相手の話に耳を傾けることで、自然な会話ができるようになったんです。これは本当に目から鱗でした。

また、完璧に話そうとしすぎないことも大切だと学びました。途中で言葉に詰まっても、「すみません、少し整理させてください」と正直に伝えることで、面接官の方も理解してくださることが多かったです。

質問に対して即座に答えられない時は、「考える時間をいただけますか?」と一言添えるようにしました。慌てて適当な答えを言うよりも、少し時間をかけて考えた方が、相手に誠実な印象を与えられることが分かりました。正直さって、意外と武器になるんですね。

自己肯定感を高めるために試したこと

つらい時期を乗り越えるために、自己肯定感を高めることにも取り組みました。毎日、小さなことでも自分を褒めるようにしました。「今日は面接で笑顔ができた」「エントリーシートを1社分書けた」など、些細な成果も認めるようにしました。

他の人との比較をやめることも意識しました。SNSを見る時間を制限し、自分のペースで就活を進めることに集中しました。

また、就活以外の時間も大切にしました。好きな本を読んだり、映画を見たりして、自分の時間を確保することで、心のバランスを保つことができました。完全に就活のことを忘れる時間を作ることが、メンタルヘルスの維持に本当に役立ちました。

内定をもらった時の心境

最終的に内定をいただいた時は、正直信じられない気持ちでした。面接では相変わらず緊張していましたが、これまでの経験を活かして、自分らしく話すことができました。

同じ悩みを持つ皆さんへのメッセージ

今、就活がつらいと感じている皆さん、特にコミュ障だと思っている方に伝えたいのは、あなたの価値はコミュニケーション能力だけで決まるものではないということです。企業は多様な人材を求めています。

私のように話すのが苦手でも、誠実さや真面目さ、相手への配慮などは必ず伝わります。完璧である必要はありません。等身大の自分で向き合うことが、最終的に良い結果につながると思います。

一人で抱え込まずに、周りの人に相談することも大切です。家族、友人、大学のキャリアセンターなど、あなたを支えてくれる人は必ずいます。私も多くの人に支えられて、ここまで来ることができました。

つらい時期は必ず終わります。今は辛くても、その経験は必ずあなたの成長につながります。自分のペースで、一歩ずつ前進していってください。きっと素敵な未来が待っています。

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